日本には、日ごろの感謝を形にして表す良い習慣としてお中元が定着しています。これは、中国からはいってきた道教の行事と、先祖供養をするときのお供え物の風習が融合して、今の形になっています。お中元は、目下の方から目上の方へ、また友人や親せきなどに贈るなど様々なケースがありますが、特に友人や同僚、兄弟等、ご挨拶のしるしとして贈っている場合は、同程度の贈り物をお返しすることが一般的です。その他の場合は、親しい間柄であれば手書きのお礼状を出したり、ビジネスの関係であれば印刷したお礼状を出すようにします。
このことで、贈り物が届いていることを知らせるとともに、感謝の意を表すことができ、良い関係を維持するのに役立ちます。お中元は、日ごろお世話になっているものの、なかなか感謝を表せない人や、連絡を取りたいと思いつつ、ご無沙汰している方に向けてメッセージを送る意味合いとなる良い習慣ですが、贈り物選びで苦戦することもあるようです。そう感じてしまう大きな要因となっているのが、相手とあまり付き合いがなく、社交辞令のようにお中元を贈っているケースです。このような贈り方をしていると、相手も負担に思っていることが多く、お互いに大変な思いをするだけになってしまいます。
お中元は3年程度贈ると、あとは付き合いの程度によってやめてもよいとされています。あくまで、お世話になっている人に対する感謝を表す良い機会とすることが大切です。お中元のことならこちら